沖縄・石垣島旅行で大型台風に遭遇したら?飛行機の欠航条件や航空会社の対応を紹介します!
こんにちは!旅するぼっち女子Maikoです。
今月、念願叶って石垣島旅行に行くはずでしたが、5月にしては珍しく台風と日程が丸被りしてしまいました。
皆さんも、今後旅行と台風が被ってしまうかもしれません。
特に石垣島や沖縄方面の台風は桁違いに強力なので、台風時の備えなども紹介します。
事前に台風時の対応を知らないと、せっかくの旅行が台無しになってしまうかもしれません。
突然のトラブルに対応できるよう、本ブログで予習をしておきましょう。
また、雨天時の楽しみ方などもご紹介していますので、参考にしていただけると幸いです!
- JALの航空券の特別対応の詳細
- 航空券の振りかえ・キャンセルの対応方法
- 台風遭遇時の備え方
- 石垣島の台風シーズン
- 雨の石垣島観光プラン
他にも石垣島の記事を書いてるからぜひ読んでみてね!
石垣島ひとり旅で遭遇した大型台風
出典:気象庁
台風2号!名前は「マーワー」
グァムやフィリピン方面から沖縄先島諸島方面へ北上し、非常に強い勢力を保ちながら沖縄本島方面へ進んでいる状態でした。
私がこの記事を書いたのは2023年5月28日でしたので、まだ予報の段階ではありましたが、楽観視せず、今回の台風は警戒すべきだと感じました。
出典:ウェザーニュース
台風の進むスピードが遅いため、長期間にわたり天気に影響を及ぼしているのが特徴です。
それを聞いてからと言うもの、5月26日から毎日天気図と睨めっこをしていていました……
この時期にしては珍しく非常に大きな台風だったので、旅行行けるのかな?と、気が気ではありませんでした。
飛行機欠航の基準はある?
飛行機が欠航になるタイミングは決まっているの?
それが、明確な決まりはないんだ。
早ければ2日前くらいに決まることもあるけど、出発間際になることもあるんだよ。
そう、飛行機の欠航が決まるタイミングは決まっていないのです。
これは利用する側としてはとても困ったシステムですよね。
ただし、飛行機が欠航する基準はあります。
欠航するか否かを決める3つのポイント
台風接近時、航空便の運航を中止するか否かをどう判断するのですか?
「航空会社は3つの視点で判断しています。1つ目は空港周辺の空域に発生している台風を取り巻いているラセン状の積乱雲列に伴う悪天(乱気流・竜巻・雷・雹・ダウンバースト・凍結など)域の影響を回避できるか」
「2つ目は空港の滑走路面の状態に加えて、強風・突風の影響により、滑走路の中心に沿って滑走路から外れることなく安定した姿勢で走行や離発着が可能か」
「3つ目は航空機が駐機中に風に煽られることに耐えられるか、お客様の降機や搭乗ならびに貨物や手荷物の積み下ろしに影響がないか、航空燃料の搭載が可能か、です」
出典:ウェザーニュース
上記を参考にまとめてみると、下記のような基準で欠航を判断することになります。
ざっくりした読み解きですが、参考にしていただけると幸いです。
- 台風などの天候リスクを避けて飛ぶことができるか
- 強風等の影響を受けずに滑走路に安定した状態で着陸できるか
- 着陸後、機体の安定、メンテナンス、乗客の乗降時の安全確保、乗客の手荷物を安全に取り扱えるか
飛行機の欠航には、風の影響も大いにあります。
ただし、追い風には制限があるのに対し、向かい風は風速値の制限がないとのこと。
向かい風なら風速値の制限がない
風速が何m以上だと運航できないといった基準はあるのですか?
「風速だけでなく、滑走路方向とのベクトル成分値(たとえば滑走路左前方45度からの風は風速を1.4で割る)で判断しています。一般的には、追い風(機体の後方から吹く風)成分が15ノット(約8m/s)を超えれば離着陸は禁止です。
また、横風(機体の真横に吹く風)成分が35ノット(約20m/s)未満でも滑走路面が濡れていたり、自動着陸を行う場合は不可となるケースが多いです。
出典:ウェザーニュース
なお、向かい風(真正面からの風)成分については、風向・風速の変動がなければ、風速値の制限はありません」
- 一般的には追い風が15ノット(約8m /s)を超えたら離着陸は禁止
- 横風が35ノット(約20m /s)未満で滑走路が滑りやすい状態や、自動着陸をする場合は欠航になることがある
- 向かい風(真正面からの風)は、風向・風速の変動がなければ、風速値の制限はない
【体験談】飛行機の特別対応が可能になる条件
欠航が決まる前に飛行機の変更・キャンセルをする方法はないの??
条件を満たせば欠航が決まる前でも対応してもらえることがあるよ!
飛行機が当日欠航になるには3つの基準で判断されますが、当日の判断ではなく、前もって対応してもらえたらより安心できますよね。
前もって対応するためには、予報円の位置がどこにあるかが重要になってきます。
ポイントは予報円の位置
- 予報円が該当地域にかかっている
- 予報円がかかる日にちに搭乗予定がある
このような場合は変更・キャンセルの対象になる可能性が高まります。
ここからは、私が実際に対応してもらった体験談になります。
今回のケースでは、5月30日〜6月3日の旅程でJALの飛行機を予約をしていました。
その中で飛行機に乗る回数は全部で5回!
なぜ5回も?と思われた方、少なからずいらっしゃるのでは無いでしょうか?
航空会社には、飛行機にたくさん乗る人へステイタスという特典を用意しています。
今回の旅では、ステイタスを取得するためのポイント獲得も目的でしたので、たくさん乗る予定を立てていました。
ステイタスについて詳しく解説している記事はこちらです。
今回はこの5回の搭乗を一つの旅程として扱ったので、特別対応が可能になりました。
特別対応を受けるには、この予報円の位置が空港のあるエリアにかかっている必要があります。
例えばこんな感じです。
5月30、31日は予報円外ですが、6月1日は予報円が八重山諸島にかかっています。
この場合、6月1日の運行に支障をきたす可能性があるため、全旅程の変更・キャンセルが可能になります。
変更キャンセルは搭乗予定日の3日前からできる
航空会社の条件に該当し、変更・キャンセルが可能となった場合、搭乗日の3日前から対応をしてもらえます。
例えば、6月1日の予約を変更したい場合は5月29日から対応可能です。
この場合、旅程のキャンセル(全額返金)、または30日以内での変更を選ぶことになります。
予定していた航空券の出発時間よりも前に変更が必須とのことなので、延期する場合はあらかじめ日程を決めておかなければなりません。(新運賃切り替え時に、オープン券の取り扱いがなくなったので、予約を宙に浮かせることができなくなった)
例えは、6月1日6時出発の便なら、電話窓口が空いている前日5月31日の営業時間内に変更しなければなりません。
ただし、搭乗予定の便が欠航した場合は出発時刻を過ぎての対応が可能です。
また、一部をキャンセルし、一部を変更することもできますので、ご自身の予定に合わせて選ばれることをおすすめします。
今回はJALでの体験談をご紹介しました。
各航空会社によって対応は違ってくるかと思いますので、まずは利用する航空会社に相談するところから始めましょう!
台風でホテル待機するときに準備するもの
石垣島で台風上陸に遭遇した際は、なるべく不要不急の外出は控えましょう。
旅先ということで慣れない環境なのに加え、本州とは比べ物にならないくらい台風が強力だからです。
風がとても強く、外出したら飛ばされて怪我をする可能性もあります。
木が折れて飛んでくることもありますし、窓ガラスが割れる可能性もあります。
危険な目に遭わないために、台風が通り過ぎるまではホテルでゆっくり待機しましょう。
ホテル待機で、あると便利なものを紹介しますので、万が一台風に遭遇した際は参考にしてください。
台風は遅くとも2〜3日ほどで通過していくことが多いと言われています。
早ければ翌日には過ぎ去るでしょう。
それまでの間、快適かつ安全に過ごすための準備物、やるべきことをまとめました。
ホテルの場合、すでに準備されているものもあるかと思います。
スタッフさんと相談しながら、天候が崩れる前に、なるべく早く準備をしましょう。
食料・水
待機中は外に出ることができません。
2〜3日分くらいの食料や水の備蓄をしておくと安心して過ごせます。
適量の備蓄は必要ですが、買い過ぎには注意です。
台風が近づくとスーパーの棚が空っぽになっている光景をよく目にします。
ずっと続くわけではありませんので、他の方にもいきわたるよう自分が必要な分のみ購入するようにしましょう。
・レトルト食品
(レンジがなくても食べられるもの)
・カップラーメン
・スナック菓子
・菓子パン
・2リットルのペットボトル(1日2〜3本計算/人)
生活用水の確保
台風がひどいと断水になることがあります。
そうなると手を洗えなかったり、トイレが流せなくなったりします。
清潔を保つためにも生活用水の確保が必要です。
・ホテルのバスタブに水をたっぷり張る
・ポリタンクや空のペットボトルなどがあれば水を汲んでおく
電源の確保
スマホのバッテリーが切れてしまうと連絡や情報収集に支障をきたします。
停電時に備えて電源の確保は特に入念にしておくといいでしょう。
・スマホの充電を満タンにする
・モバイルバッテリーの充電をする(旅先には予め持参しておくと安心です)
・乾電池を用意する
ちなみに、私が愛用しているモバイルバッテリーはアンカーの充電器一体型です。
充電器とモバイルバッテリー、両方の機能が一つにまとまっています。
約10000mAhの大容量でスマホであれば複数回充電ができますし、約4時間でフル充電が完了するので、寝ている間に充電完了できるところも気に入っています。
荷物を減らしたい方や、旅行者向きの商品ですので、気になった方はリンクからチェックしてみてください。
懐中電灯の場所を確認
ホテルには懐中電灯が備え付けられています。
しかし、ベッドの下など取り出しにくいところに置いてあることが多いので、停電時に慌てないようすぐ使えるところに移動しておきましょう。
懐中電灯が無い場合はスマホのライトで代用が可能です。
暑さ対策
台風になると停電することがあります。
停電時はエアコンが止まり、窓を開けることはできない。
しばらくすると室内温度が上がります。
暑い石垣島で停電してしまったら…
考えるだけで嫌になりますよね!
そうなったときに体調を崩さないため、熱中症対策を万全に整えておきましょう。
・ひんやりシート
・クールリング
・保冷剤
・電解質ウォーター等
石垣島の台風は何月に多い?
石垣島の台風シーズンは7月から始まり10月頃まで続きます。
出典:気象庁
年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間 2023 1 2 1 1 2 1 6 2022 3 2 4 7 2021 1 1 1 3 1 7 沖縄奄美諸島に接近した台風の数
データを見ると、特に多いのは9月です。
2023年のデータでは7、8月が1回に対して、9月には2回台風が接近しています。
台風に遭遇するかは運次第ですが、なるべくなら重なって欲しくは無いですよね。
2023年は台風の数は少なかったみたいだね!
今年はどうなるかな…
実は私、2024年5月に石垣島に行く予定なんだよね。
雨の石垣島を楽しむ
台風の際は外出を控えていただきたいですが、通常の雨であれば観光なども楽しめます。
石垣島の雨は、短時間降って、すぐ止むことが多いので、そんな天気であれば外遊びも楽しめます。
マングローブカヌー
宮良川などで実施しているアクティビティーで、カヌーに乗って川を降ります。
雨上がりで晴れた場合は、運が良ければ虹を見ることができるかもしれません!
シュノーケリング
外が雨でも、海の中には美しい珊瑚や魚たちがいます。
海が荒れてさえいなければシュノーケリングを楽しむことができますので、選択肢に入れてもいいのではないでしょうか。
レジンアート体験
ジェルネイルのようにUVライトを当てると固まるレジン。
合成樹脂のことなのですが、それを使って南国アートを楽しめる場所があります。
室内でのアクティビティになりますので、天気を気にせず楽しめます。
夢中になりすぎちゃって時間を忘れてしまうのが少し問題ですね( ^ω^ )
オリジナル琉球ガラス体験
お土産の定番!琉球グラスにサンドブラストでオリジナル柄を入れる体験や、1からグラスを作る体験ができます。
こちらも室内での体験なので、天候は関係なく参加できます。
グラスを見るたびに石垣島を思い出す!良い思い出になりますね。
オリジナルシーサー作り体験
沖縄といえばシーサーですよね!
そんなシーサーを自分好みに仕上げることができます。
魔除けにもなるし、お土産にもなる、とてもおすすめの体験です。
持ち帰ったらお家の玄関に飾ってあげましょう!
雨の日でも楽しめるアクティビティを紹介してみたよ!
結構たくさんあって雨でも楽しめそうだよね。
荒れた天気の時はホテル待機が必須だけど、ちょっとの雨ならお出かけして体験してみよう!
石垣島で台風に遭遇したら無理に外出せず航空会社と対応を相談しよう
今回は石垣島旅行に、台風が重なってしまったときの対処法などを解説しました。
旅行前は天気予報をしっかりと確認し、台風が近づいているときは事前の対策を心がけましょう。
- 台風などの天候リスクを避けて飛ぶことができるか
- 強風等の影響を受けずに滑走路に安定した状態で着陸できるか
- 着陸後、機体の安定、メンテナンス、乗客の乗降時の安全確保、乗客の手荷物を安全に取り扱えるか
当日の欠航であれば、基準に基づき検討されます。その結果を待っても良いのですが、できれば前もって対策がしたい!
その場合は特別対応を検討しましょう。
- 予報円が該当地域にかかっている
- 予報円がかかる日にちの3日後に搭乗予定がある
なるべくならば台風に当たらないことが望ましいのですが、こればかりは運となりますので、万が一台風に遭遇してしまったときは本ブログを参考にしていただければ幸いです。
次回の更新を見逃さないように、ブックマークをよろしくお願いします!最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (2件)
記事を読ませていただきました!
旅行中の台風直撃って大変ですよね…。私も沖縄旅行中に台風が来て、しばらく帰れなくなった経験がありました。
沖縄の台風ってなかなか通り過ぎてくれないから警戒が必要ですよね。
気になる飛行機の対応や滞在中に用意するものなどが詳しく解説されていて、同じような経験をされている人にとって有益な情報になるのではないかと思いました。
素敵な記事をありがとうございました!
りりさん、コメントありがとうございます!
しばらく帰れなくなるのはしんどいですよね。。。
この対策は沖縄じゃなくてもやった方がいいと思うので、記事が少しでも参考になれば嬉しいです。