【石沼】カラーチェンジガーネット(ColorchangeGarnet)を知っていますか?
ガーネットは赤い色で、比較的手頃な値段で買える宝石。
そんなイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
深く知るまでは私もそう思っていました。
実はたくさんの色味や魅力的な表情に溢れてるガーネット。
その楽しみ方を少しだけ語っていきたいと思います。
カラーチェンジガーネットはどんな宝石?
数あるガーネットの中でも、希少で珍しい種類がカラーチェンジガーネットと呼ばれる宝石です。
蛍光灯、白熱灯、太陽光など、光源によって色変わりする希少石なんです。
当たる光が違うと全く違う色合いを見せてくれるので、その度に不思議な魅力を感じてしまいます。
有名な産地はマダガスカルのベキリー産で、青→赤紫に色変わりするのが特徴です。
産地や鉱山により緑→赤に色変わりする種類もあります。
品質によってはアレキサンドライトよりも高値がつくこともあるようです。
他にはタンザニア、アメリカ、ロシア、トルコなども産地となっています。
それぞれの産地で色合いが大きく異なっていますので、自分好みの色を見つけるのも楽しみですよね。
ガーネットについては蛍光するガーネットの記事で解説していますので、よかったらそちらを読んでみてください。
▶︎【石沼】希少なの?珍しい?蛍光するガーネットについて調べてみた
カラーチェンジガーネットの処理について
ガーネットは加熱や含浸などの処理がされることがほとんどありません。
発見された原石を研磨し、天然のままで楽しめるといった点も
色石好きにはたまりませんよね!
また、ダイヤに次いで屈折率が高いため美しい輝きを楽しめるのも魅力です。
宝石の処理についてはGIAの公式サイトで詳しく説明しているページがありましたので、そちらのリンクを貼っておきますね。
※加熱/色を美しくする処理
※含浸/傷や内包物を目立たなくさせる処理
カラーチェンジガーネットの価値
カラーチェンジガーネットの魅力は何と言っても美しいカラーチェンジです。
しっかりした色変わりが確認でき、かつ宝石品質の美しい石が価値が高いと言えます。
品質によって差はありますが、質のいいものであれば筆者調べで5,000円以上しました。
ベキリー産は安くても20,000円台で、上質なものだと10万円以上する石もあるとのことでした。
試しに購入してみたい!加工はしないから手元でコレクションしたいといった方でしたら2,000円くらいで購入できるお店もありました。
下の画像は2,000円で購入したものです。
ミネラルマルシェで購入しました。
色は少し薄く、インクルも目立ちますがカラーチェンジはバッチリわかります。
ご参考に、上の写真と比べると違いは歴然ですね。
宝石品質の美しい石だと全く見た目が全然違います。
キラキラ、うるうるですよね!
ずっと眺めてしまいます。
実はこの記事を書いた後に新しくカラーチェンジガーネットをお迎えしたんです!
それもとても綺麗なので、写真が上手く撮れたらブログに載せますね。
カラーチェンジガーネットの品質を見分けるには?
まず大切なのははっきりとしたカラーチェンジが見られることです。
ライトを当てた際に青→赤紫、緑→赤などのように、わかりやすく色の変化が見られるものは非常に美しい石です。
宝石として加工するなら透明感やカットが綺麗な石を選ぶことも重要です。
個人的には大きさも大切だなと考えています。
色変わりがはっきりしていても、小さいと華やかさに欠けてしまいますよね。
ですので、大きさがあって色変わりが楽しめる石をお勧めします。
まとめ
カラーチェンジガーネットについて、私なりの思いを伝えてきましたがいかがでしたでしょうか?
ガーネットは赤だけではなく、カラーチェンジガーネットのように個性的な魅力を見せてくれる種類もあります。
デマントイドガーネットやグロシュラーガーネットのような緑色のグループもあります。
知れば知るほどもっと知りたくなるガーネット達の魅力を皆さんと分かち合いたいです。
今後は他のガーネットについてもお話したいと思っていますので、ぜひお付き合いいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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