【徹底解説】航空会社ステイタスJALの上級会員になるメリットは?JGCってなに?
こんにちは!30代ひとり旅大好き女子Maikoです。
皆さんは航空会社のステイタス制度を知っていますか?
最近は、飛行機好き芸能人のステイタス修行がテレビで話題になっているので、昔よりは認知度が上がっていそうですが……
この記事では、ちまたで話題のJALステイタスについて初心者でも分かりやすく徹底解説しています。
今後、ステイタスを取るか検討している方の参考になれば幸いです。
- JALステイタスの種類
- ステイタスランク別の特典
- ステイタスの取り方
- JGCの詳細・ステイタスとの違い
- FOPの計算方法
- 飛行機好きにおすすめのJALカード
航空会社のステイタスとは
ステイタスとは、航空会社の上級会員資格のことを言います。
有効期限は4月〜翌年3月までの1年間となっています。
上級会員になるとさまざまな優遇を受けることができるので、飛行機によく乗る方なら取っておいて損はありません。また、海外旅行が趣味で年間何回か行く方なら取っておくと旅行がスムーズになるのでおすすめです。
JALのステイタスにはランクがあり、そのランクごとに受けられるサービスが違います。
会員ランクは4種類
ここでは会員ランクの名称について解説します。
それぞれの名称は以下になります。
サファイア以上のステイタスを取得し、JALグローバルクラブ(略称:JGC)に加入すると、飛行機にたくさん乗らなくてもJGC会員資格を毎年維持することができます。
この場合はJGCワンワールドサファイアという扱いになります。
【例】2022年JGCダイヤモンド会員(年間6回搭乗)→2023年JGCワンワールドサファイア
ちなみに、この資格はステイタスではなく、JGCというJALの会員組織に入会している状態なので、通称「ヒラ会員」と言います。
私は今、ヒラ会員です!
ランク別サービス
それでは、ランク別にどれくらいの差があるのかざっくり解説していきます。
ここでは、国内旅行での優遇サービスをピックアップ紹介しています。
実際に使って便利に感じたことを中心に紹介します!
細かい解説はこちらのJAL公式HPに記載があります。
参考になさってください。
▶︎JAL公式HP
クリスタル
クリスタルはJALステイタス会員の入り口。
まだまだ受けられるサービスは少ないですが、一般会員よりは優遇されます。
積算マイル数(JAL便) | 55% |
JGC専用カウンター(搭乗時) | クラスJ利用時 |
さくらラウンジ | ラウンジクーポン利用で入室可能 |
専用予約デスク | 利用可能 |
この段階で私がよく利用したサービスは上記4つでした。
中でもよかったサービスは、さくらラウンジへの入室ができることです。
キャンペーンで6回分のクーポンが貰えたので、ラウンジで集中して仕事をすることができました。
外のカフェとは違って静かですし、Wi-Fiも早く快適に過ごすことができます。
仕事以外では、ビールやウイスキーなどのお酒が飲み放題なので、少し早くに入室して搭乗までお酒を楽しむことができます。
また、空港ゴールドカードラウンジは食べ物の持ち込み禁止なのに対し、さくらラウンジは食事の持ち込みOKなので、この点も最高にいいですね。
羽田空港のリンガーハットや、天丼のてんやでテイクアウトをしていたころが懐かしいです。
サファイア
サファイアになるとステイタス会員になった実感がわいてきます。
受けられるサービスも一気に増え、一般会員との差がついてきます。
また、JALグローバルクラブ入会資格が付与されます(以降JGC)
JGC入会にはクレジットカードである、JALカードクラブAゴールド以上の発行が必須となります。
積算マイル数(JAL便) | 105% |
JGC専用カウンター(搭乗時) | 利用可能 |
さくらラウンジ | 利用可能 |
サファイア専用予約デスク | 利用可能 |
優先搭乗 | 利用可能 |
手荷物優先引渡し | 利用可能 |
サファイアになると、ラウンジクーポンがなくても、さくらラウンジに入室できるようになります。
また、JGC専用カウンターも搭乗クラスに関わらず利用が可能です。
この段階で良かったサービスは、空港で手続き待ちの行列に列ばなくなり、時間の有効活用ができるようになったこと。そしてマイルが貯まりやすくなったことを実感しました。
サファイア以上になると、国内線ではなく国際線でのサービスが劇的に良くなるので、サファイアを取ったらぜひ国際線にも乗ってみてください!
プレミア
プレミアになると、さらに上質なサービスを受れるようになります。
この頃になると相当数搭乗していますので、上級会員として少し小慣れ感が出てくる時期です。
積算マイル数(JAL便) | 105% |
ファーストクラスチェックインカウンター | 利用可能 |
ダイヤモンド・プレミアラウンジ | 利用可能 |
プレミア専用予約デスク | 利用可能 |
優先搭乗 | 利用可能 |
優先手荷物受け渡し | 利用可能 |
マイル有効期限 | 廃止 |
前方座席指定サービス | 利用可能 |
このステータスはJGCに入会した方のみのステータスとなります。
マイル積算率はサファイアと同じになりますが、大きく違ってくるのはそれ以下の項目です。
個人的にとても良かったサービスは、ファーストクラスチェックインカウンターが使えたこと。
これにより搭乗手続き、保安検査が非常に早く終わります。
さらに保安検査場の出口とラウンジが繋がってることが多いので、ラウンジ入室もスムーズです。
ラウンジもグレードアップして、軽食が提供されるようになります。
おにぎりやパン、お菓子など、空港ごとに種類が違っていて、それを食べることが楽しみでした。
コロナ前は寸胴で味噌汁も提供されていて、これがまた美味しかった!
今はホテルの朝食会場にあるような押しボタン式のスープです。
優先手荷物受け渡しも、かなりの序盤に出てくるので、ほぼ待たずにピックアップができます。空港から次の目的地までの移動がとてもスムーズなので、非常に重宝するサービスです。
地味に嬉しかったのはマイルの有効期限がなくなること。
期限を気にして使わなくてもいいので、これは助かりました。
ダイヤモンド
ダイヤモンドになると、プレミアまでのサービスはもちろんのこと、機内での対応や優先度も変わってきます。
また、呼吸をするようにファーストクラスチェックインカウンターに入れるようになります。
(慣れてくると言った意味です)
積算マイル数(JAL便) | 130% |
ファーストクラスチェックインカウンター | 利用可能 |
ダイヤモンド・プレミアラウンジ | 利用可能 |
ダイヤモンド専用予約デスク | 利用可能 |
優先搭乗 | 利用可能 |
優先手荷物引渡し | 利用可能 |
マイル有効期限 | 廃止 |
前方座席指定サービス | 利用可能 |
基本的にはプレミアで受けるサービスと大差はありません。
大きく違うのはマイル積算率です!130%貯まるのはかなり大きいですよね。
個人的に感じた下位資格との差は、予約デスクの電話のつながり方がとても早くなったこと。
例えば、サファイアの時は3分くらい順番待ちをしたとして、ダイヤモンドになるとコール後すぐつながります。時期や時間もあるとは思いますが、かなりの差が出ていました。電話で待たされないだけでストレスが軽減します。
私が好んで使ったのは前方座席指定サービスです。
上級会員向けにブロックされている席を予約できるようになるので、足元が広い席や出口に近い席を予約することができます。
国際線や国内の長距離路線に乗る際は、非常に嬉しい特典でした。
また、手荷物が1番初めに出てくることが増えます。今か今かと待たなくていいので、心にゆとりができますね。
機内ではCAさんが挨拶に来てくれるようになり、名前を呼ばれての挨拶は、少し照れくささも感じました。
ダイヤモンドになるとほとんどの手続きを最優先に進めてくれるので、快適以外の言葉が見つかりません。何もかも非常に効率的で、最高の気分になれます。
上級会員になるにつれて時間を効率的に使えるようになったと強く実感しました。
ここには記載していませんが、座席のアップグレード時の空席待ちも優先してくれるサービスがあります。
ダイヤモンドは種別S!ステイタスが上がるごとに優先度が上がります。
こうしてまとめてみると結構な差があったんだなと実感しています。
またステータス取ろうかな?
上級会員にはプレゼントが用意されている
プレゼントがもらえるのはプレミア以上の会員です。
このプレゼントのことを「サービスセレクション」と言います。
サービスセレクションには5つのコースが用意されていて、その中から1つを選ぶ方式です。
今回は私が毎度選んでいたお気に入りの特典JALセレクション e JALポイントコースについて紹介します。
e JALポイントはお金と一緒で、JALのツアー、国内、国際線航空券に使える電子ポイントになります。
このポイントを会員ランクに応じてプレゼントしてもらえます。
ダイヤモンド | 60,000ポイント |
プレミア | 30,000ポイント |
ダイヤモンドに関しては6万円分のキャッシュバックを受けているのと一緒です。
私は全て航空券の購入に使っていました。
2024年度のサービスセレクションはまだ発表されていないので、どんな内容になるか楽しみですね。
他サービスセレクション詳細は下記リンクから確認をしてください。
ステイタス会員になるための仕組み
ステータス会員になるために、やることはひとつ!
飛行機にたくさん乗ること!
これだけです。
飛行機にたくさん乗ると言っても、どれくらい乗ればいいのか?
そこが気になるポイントですよね。
ステイタスを取るためには、下記2つの項目を達成する必要があります。
①搭乗回数
②フライオンポイント数※1
この2つをクリアすることでステータスホルダーへの道が開けます。
※1 フライオンポイントは搭乗時にもらえるポイント。特典として交換するものではなく、ステイタスカウント用に使われるポイント。通称FOP。
ステータス獲得条件
2023年時点の獲得条件を以下にまとめました。
来年は条件が変更になる可能性がありますので、発表され次第更新します。
※2023年9月頃に発表予定
搭乗回数(1/1〜12/31) | フライオンポイント(FOP) | |
クリスタル | 30 | 30,000 |
サファイア | 50 | 50,000 |
プレミア | 80 | 80,000 |
ダイヤモンド | 120 | 100,000 |
搭乗回数、またはフライオンポイント(以降FOP)を達成すれば、達成後約2週間くらいでステータスが付与されます。
回数で達成を目指す場合、最低FOP数が設定されているので、詳しくはJAL公式サイトで確認しましょう。サービスステイタスの案内に記載されています。
私の場合、毎回FOPで達成していました。
稀にFOP2倍キャンペーンなどやっていることがありますので、公式サイトは定期的にチェックすることをおすすめします。
フライオンポイント計算方法
FOP数は、JAL公式サイトで調べることができます。
上記リンクから入り、国内線、国際線どちらかを選択します。
チケット種別によってFOPが違いますので、間違えないように入力しましょう。
国内線を選ぶとこのような画面になります。路線やクラスなど、必要事項を選んで入力しましょう。
現在は新料金に切り替わっているので、運賃種別は下段の4月12日からを参考にしましょう。
ちなみに、FOPが高い路線は羽田→那覇路線なので、効率よくポイントを貯めたい方はこの路線にたくさん乗ることをおすすめします。
(例)羽田→那覇 往復セイバー 普通席 ステイタスなし JMB会員 =1,676FOP
JALグローバルクラブとは
ステイタス会員とは異なりますが、JALグローバルクラブについても解説します。
JALグローバルクラブは、JALグループ便をたくさん利用している方に、特別なサービスを提供する会員組織のことです。
通称JGCと呼ばれています。
入会するには各種条件を満たす必要があります。サファイア以上のステイタス、JALのクレジットカードの申し込みが必要です。
ただし、2024年1月からは入会資格の変更が入りますので、新基準前に入会したい方は今年中に達成する必要があります。
ステータス会員との違い
受けられるサービスはサファイア会員と非常によく似ています。
積算マイル数(JAL便) | 35% |
JGCチェックインカウンター | 利用可能 |
さくらラウンジ | 利用可能 |
JGC専用予約デスク | 利用可能 |
優先手荷物引渡し | 利用可能 |
大きく違うところはマイルの積算率です。
いきなり35%に下がります。一般会員よりは高いんですけど、貯まり方が全く違うので影響は大きいです。
他はサファイア同等のサービスが受けられるので、マイル以外に気になるところがなければ無理にステイタスの再取得は必要ないと考えています。
JGCとステイタスどちらが優遇される?
結論、ステイタスの方が優先されます。
プレミア以上のステイタスホルダーがいた場合、JGCよりも優先される事項が多くなりますので、総合的に見たらステイタス優先になりますね。
ただし、クリスタルよりは上のサービスを受けることができます。
サファイアとの差に関してはまだ実証できていないので不明です。
空席待ちの順番だったり、機内での対応辺りが怪しいのではないかとにらんでいます。
また分かり次第更新したいと思います。
ステイタスを目指すならこのクレジットカードがおすすめ
JGCの入会条件でもJALのクレジットカードが必須とお伝えしました。
ではどのカードが対象なのか?
対象カードは大きく6種類あるのですが、今回は私が使って良かったカードを2つ紹介させていただきます。
①JALカード CLUB-Aゴールドカード
年会費は17,600円と少し高額になりますが、他の対象JALカードに比べたら安いです。
また、入会搭乗ボーナス、年初搭乗ボーナス、フライトマイルの積算率アップが最大値で受け取れます。
旅行保険も付帯しているので、JALカードで決済していなくとも対象になります。
旅行によく行く方、飛行機にたくさん乗る方ならCLUB-Aゴールドカードが断然おすすめです。
ちなみに、JRもよく利用する方なら、CLUB-AゴールドSuica(年会費20,900円)がおすすめです。
えきねっと予約のポイントが10倍つくのと、電車代もマイルとして貯めることができるので、年会費は上がりますが出張多い方などはこちらがおすすめですね。
②JALカード CLUB-Aカード
年会費は11,000円と、ゴールドカードに比べたら少し安くなります。
年会費は安くなりますが、入会搭乗ボーナス、年初搭乗ボーナス、フライトマイルの積算率アップが最大値で受け取れるのは一緒です。
空港でゴールドカードラウンジの利用はできませんが、費用面を押さえてJGCに入会したい方には向いています。
注意点としては、ゴールドカードと同じ旅行保険は付帯していませんのでお気をつけください。
入会搭乗ボーナス※入会後初めてのご搭乗時にプレゼント(1回のみ)
5,000マイル
毎年初回搭乗ボーナス※入会搭乗ボーナス獲得年の翌年以降、毎年最初のご搭乗時にプレゼント。
2,000マイル
ご搭乗ごとのボーナス
フライトマイルの25%プラス
他の対象カードの詳細はこちらのリンクからご確認ください。
まとめ
ここまでJALのステイタスについて解説させていただきました。
ステイタスには取るべき価値があります。
飛行機によく乗る方、海外によく行く方、旅行が趣味の方、出張が多い方、さまざまな方がいらっしゃいます。
自分がこの中に当てはまるなら、取得を検討してみてもいいのではないでしょうか。
私はと言うと、もう一度ステイタス修行をしろと言われたら、少し躊躇するかもしれません。
以前は出張が多く仕事でも乗る機会が多かったのですが、これから始めるとなると全て自腹になるからです。
金額的にも、最低50万〜100万はかかると言われていますので、取得を目指す方は無理のないよう計画してください!
以上!今回はJALの上級会員サービス「ステイタス」について解説しました。
今後も旅行関連の記事を紹介していきますので、よろしくお願いします。
次回の更新を見逃さないように、ブックマークをよろしくお願いします!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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